「iPhoto」から直接、写真をメールで送ることができます。テーマ(デザイン)を使えば、写真を美しく飾ることができます。各テーマにはプレースホルダテキストが含まれているので、それを編集して、写真に説明や見出しなどのテキストを添えることもできます。
送った写真を受信者が見るだけでなく使えるようにしたい場合は、メールメッセージに写真のファイルを添付できます。受信者は、メールメッセージから写真をダウンロードして、プリントしたり、独自のプロジェクトに使用したりできます。
最大 10 枚の写真をメールで送信できます(ただし、受信者が利用しているインターネット・サービス・プロバイダによっては、特定のサイズを超えるメッセージが受け入れられないことがあります)。
Mac OS X に付属の「Mail」アプリケーションを使用している場合は、「iPhoto」で写真を送信するときに、「Mail」の「アカウント」環境設定で一番上にあるアカウントが自動的に使用されます。「iPhoto」用のメールアカウントを新しく作成し、メールの送信時に使用するアカウントを選択することもできます。
写真をメールで送信するには:
-
送信したい写真(最大 10 枚)を 選択 します。
フォトライブラリまたはアルバムに含まれる写真を送信できます。スライドショーやプロジェクト(ブック、カード、カレンダーなど)に含まれる写真は送信できません。
ツールバーの「共有」ボタンをクリックして、ポップアップメニューから「メール」を選択します。
-
「iPhoto」からはじめて写真をメールで送信する場合は、使用するメールアカウントを選択し、「作成」をクリックして、必要な情報を入力してから、「保存」をクリックします。
利用しているメールサービスのプロバイダが表示されない場合は、「キャンセル」をクリックし、後述のメールアカウント作成手順に従ってください。
メールウインドウに、テーマが適用された写真が表示されます。
-
以下のいずれかの操作を行って、メールをカスタマイズします:
テーマを変更するには、メールの右側にあるテーマのいずれかを選択します。
ページ内での写真の順序またはフレーム内での写真の配置を変更するには、写真をドラッグします。
写真を拡大するには、写真をクリックしてズームスライダをドラッグします。
-
テキストを追加するには、プレースホルダテキストをクリックしてテキストを入力します。テキストを選択すると、書式パレットが表示されます。このパレットのコントロールを使って、テキストのフォント、サイズ、横方向の位置揃え、縦方向の位置揃えを変更できます。
テキストが不要な場合は、プレースホルダテキストをそのままにしておけば(削除してもかまいません)、メールには表示されません。
-
メールに個々の写真のファイルを添付する場合は、「メッセージに写真を添付」を選択します(右側に表示されたテーマのサムネールの下にあります)。
このチェックボックスを選択すると、各写真が個別のファイルとして送信されるので、受信者は写真を個別にプリントできます。このオプションを選択した場合は、「写真のサイズ」ポップアップメニューから「最適なサイズ」を選択して、メールでの送信に適切なサイズに写真を圧縮できます。ファイルは単一の添付ファイルにまとめて送信されます。
このオプションを選択しない場合は、テーマに含まれる写真が単一のイメージにまとめられます。メールのサイズが小さくなるので、送信とダウンロードにかかる時間が短くなります。ただし、受信者は、写真をテーマの一部としてプリントすることはできますが、個別にプリントすることはできません。
メールウインドウの上部で、受信者のメールアドレス(「宛先」フィールド)と件名を入力します。
-
「差出人」フィールドに表示されたアドレスとは別のアドレスを使用したい場合は、「差出人」フィールドをクリックして、別のアドレスを選択します。
使用したいメールアドレスが表示されない場合は、後述の手順に従ってアドレスを追加してください。
写真をメールで送信する準備ができたら、「送信」をクリックします。
「iPhoto」用のメールアカウントを作成するには:
-
「iPhoto」>「環境設定」と選択し、「アカウント」をクリックします。
フルスクリーンビューになっている場合は、ポインタを画面の一番上に移動してメニューバーを表示します。
左下隅の追加(+)ボタンをクリックします。
「メール」をクリックして、「追加」をクリックします。
-
利用しているメール・サービス・プロバイダを選択します。
利用しているサービスプロバイダが一覧にない場合は、「その他」を選択します。
-
必要な情報を入力します。
Mac OS X に付属の「Mail」アプリケーションを使用している場合は、一部のアカウント情報が自動的に入力されていることがあります。入力する情報が不明な場合は、ご利用のサービスプロバイダに問い合わせてください。
上記の手順を繰り返して、「iPhoto」用のメールアカウントを複数作成できます。「iPhoto」からメールを送信するときは、「差出人」ポップアップメニューをクリックしてアカウントを選択することによって、送信用アカウントを変更できます。
写真メールメッセージを確認するには:
「iPhoto」から送信したメールを確認するには、各メールメッセージを自分にも送信する必要があります。「iPhoto」では、自動的に BCC(ブラインド・カーボン・コピー)を自分に送信できます(ブラインドとは、差出人自身も受信者になっていることがほかの受信者には分からないことを意味します)。
「iPhoto」>「環境設定」と選択し、「詳細」をクリックします。
「自動的に自分を Bcc に設定」を選択します。
特定の写真をメールで送信したかどうか、およびその送信日時を確認することもできます。写真を選択し、ツールバーの「情報」ボタンをクリックします。「共有」セクションに、メールの送信先と送信日時が表示されます。「共有」セクションの項目をクリックすると、送信したメールが開くので、メールを確認、編集、または再送できます。(写真を共有していない場合は、「共有」セクションは表示されません。)